当法人のホームページの制作を担当してくれているR.S君が今話題の最新ツール、アップルのアイパッド(iPad)を持ってやってきた。現在法人の著作物と、絶版になった活動の原点「風景と景観(オッホの著作物)」の改定版を電子書籍として出版する準備を進めている。タッチパネルのディスプレイを触ってみるととにかくスゴイ!応答もメチャ速く、魔法の箱というより「万能の板」だ。PCはコンサルタントにいたことから40年来の付き合いで、日進月歩の象徴、私の人生の伴侶に近い。社会にでた当時、計算のツールといえばそろばんと計算尺、そして機械式計算機が最新だった。そしてPCは大きな部屋を占有する真空管式のものものしいものだった。ソフトも自己開発、応答、使いかって、互換性などストレスだらけで経過を思い出すとまさに隔世の感。ここまで来たかと感無量になった。
2010 年 6 月 のアーカイブ
精霊と最新ツールアイパッド。日進月歩に感無量!
2010 年 6 月 24 日 木曜日はやぶさ無事地球帰還。懐かしい作品が・・!
2010 年 6 月 18 日 金曜日小惑星探査機「はやぶさ」が7年ぶりに地球に帰還!という明るいニュースが数日前からテレビを賑わしている。そんな宇宙の話題とこのNPOとは直接関係ないのだが、オッホの懐かしい昔の作品が同時に映った。実は30年前、このはやぶさを打ち上げた宇宙科学研究所(通称相模原キャンパス)の外構設計を手がけた。その門がニュースの中で映しだされたのだ。門の形はオーロラをイメージ、建物の前庭は銀閣寺の「向月台」と「銀沙灘」の砂盛をイメージしたかなりユニークなデザインとした。現在の状態をググってみたが、JAXAのHPのキャンパスの表紙に元気な姿が写っていた。しばらく会わなかった子どもを見るよう・・・♪
笑い話4.ブログネタがやって来た!
2010 年 6 月 15 日 火曜日玄関脇の用水路を今日は水がいっぱい流れていた。涼みがてらその水を汲んで黄砂で汚れた車を洗っていると、メール便の配達をしている小田ひで次のおやじさんがやってきた。「平成マンガ家実存物語 おはようひで次くん!」第2巻が届いた。ラッキ~!さっそく今日のブログネタに(笑)。5月21日付で予告した通り、“オッホみたいな男”が登場、小田を“拉致して”NPOに無理やり参加させ、漫画を描かせるというちょっとフィクションも入ったシーンが描かれていた。でもこの拉致した結果(小田にとっては拉致された結果)、「サイカチ物語-序章」とアニメになった出世作「ミヨリの森」が誕生することになる・・・♪♪
笑い話3。「やはり野におけ蓮華草」の巻
2010 年 6 月 13 日 日曜日事務所の中から異臭がする。匂いの元をたどると何とパートナーが花器に活けた庭の“マーガレット”だった。野の花はやはり手折って独り占めしてはいけない、そんな抵抗がこの臭なのだろうか?そこで思い出したのがタイトルの句である。さっそくググってみると、300年ほど前、今の兵庫県加古川市に住んでいた滝野瓢水なる俳人が詠んだ句で、正式には「手に取るな やはり野におけ蓮華草」とある。自分の放蕩体験から、遊女を知人が身請けしようとした際いさめに詠んだ句だとか。「真実の愛」に溺れよう♪♪などと書いたばかりだが、野の花はやはり野に置いて眺めるのが一番。とすると本物の愛を手にするにはお金で買わないといけない・・・???
「再価値・最価値」以来。心に響く新たな言葉と人!
2010 年 6 月 11 日 金曜日ネットワーク活動は人の輪を広げまとめあげる事業、何の活動をするにも人材がすべてである。不思議なことに「こんな人がいると良いのにな~」と念ずると昔から奇跡的にパッと現れた。おかげで東京での50年に匹敵する、いやそれ以上の輪ができた。現在、縄文街道の食と地酒、そして漆器遺産づくり事業が進行していることは何度もお伝えした。しかしその中核となる「農と食」活動で「生命」の哲学が共有できるプロの人材がいなかった。昨日、打って付けの方と事務所でお会いした。住まいは北海道だが当地出身でこの春まで誰もが知ってる大手外食チェーンの副社長を勤めた人である。さびれる郷里の活性に貢献したいと来ていた。話が完全に重なり、今後の活動が大きくパワーアップしそうである。そしてとりあえず1冊の著作と「懐かしい未来」という言葉を置いていかれた。
新緑の木洩れ日。窓からの風景は「萌え~♪」
2010 年 6 月 9 日 水曜日庭の勢力図。野生化マーガレットが主役に!
2010 年 6 月 7 日 月曜日オッホの庭は国立公園と歴史場を借景とし、その移りゆく自然の営みを一体的に楽しめる究極の庭を目指している(10月7日付)。ここ数年この時期の主役を演じているのは“マーガレット”である。いつの間にかやってきてすっかり居ついてしまった。マーガレットと言えば少女漫画雑誌しか縁がなかったのでググってみると、野生化した「フランス菊」が正式名のようだ。東京ではマーガレットとして売られ一見区別がつかないが、確かに葉は鋸歯ではなく、耐寒性があって本物とは別種のようである。北海道でも野生化し、花畑では雑草扱いで抜かれてしまうとか。でも価値観次第、最近は犬だって雑種と言わず「ミックス犬!」、オッホ庭園は「雑草」が主役なので丁度良い、いや雑草だとか雑木だとかそれも植物に失礼かも。花ことばは「心に秘めた愛」、語源はギリシャ語の「真珠」。しばらく縁のなかった「真実の愛(別の花ことば)」に溺れよう♪♪・・・でも現実は偽りの愛?
笑い話2。盛岡の真冬は雨が降らない・・?!
2010 年 6 月 6 日 日曜日ちょっと季節は戻るが盛岡地域が「雪国」だと知っている人はどれだけいるだろう。こちらに移住して初めて「アレ、冬は雨が降らないんだ!」と知る。現役時代仕事で盛岡には何度も訪れ、白銀の世界を見ている。ただそれは“たまたま”訪れた時に雪が積もっていたのだとずっと勘違いしていた。昔読んだ川端康成の「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」という「雪国」の超有名なフレーズが、いつしか「脊梁山脈の向こうにしか雪国は存在しない」という間違った定義を自分の中に植えつけていた。盛岡は内陸、北海道並みに本州で最も寒い県都だったと悟る。まして八幡平市は更に北で標高も高い。世界中巡ったと豪語していたが、所詮旅人の視点、断片しか見ていなかったのだと思い知らされる。ということで図らずも「雪国」に住むことになった(笑)・・^^;
笑い話1。田舎に来て日本の原風景を知る!
2010 年 6 月 5 日 土曜日岩手に移住したばかりの14年前の春先、今思えば笑い話だが、近所にいきなり広い水面が出現、風景が一変してビックリした。「アレこんなとこに池があったっけ・・?!」。田植え前の水田風景が一瞬大きな池に見えたのだ。住んでいた東京の山の手には畑はあっても昔から水田はない。唯一通年住んだ沖縄にも残念ながら水田はなかった。50歳まで見ていた地方の田園風景は断片だったと判明。風景を専門としていたのに日本の原風景を知らなかったことがちょっぴり恥ずかしくなる。苗字にも「田」の字が含まれているのに^^;