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縄文街道絵巻


発見

「未知の国(みちのく)」を貫く「縄文街道」

 縄文の大地である青森・秋田・岩手。この大地には一万年に及ぶ太古からの生命の記憶が宿り、数多くの縄文遺跡と不思議、そして豊かな自然が満ちています。そこには縄文の民アイヌが仰ぎ見、神住む聖なる山とした「イワ」の付く二つの霊峰、岩手山と岩木山がそびえています。この神の山の麓を結び、太古から変わらぬ唯一の回廊上のルートを「縄文街道」と名付けました。

 このみちは、縄文の心に思いを馳せ、現代に生きる誰もが心で思い描き楽しむ、「縄文の心と恵みを結ぶ」新たな歴史道、ロマンのみちです。ここには津軽街道(国道282号・国道7号)を軸として、東北自動車道、鉄道(JR花輪線・奥羽本線)、古道などさまざまなみちが揃っています。

 約160キロの沿線地域には、縄文を代表する「漆文化」がいまも生き続け、知的好奇心をくすぐる縄文の謎の遺構、環状列石が数多く集積、縄文ピラミッドとさせる謎の山々も軸上にこの地域を貫きます。そして、縄文時代に成立した手つかずのブナの森、アイヌ語や津軽弁など、特徴ある文化や言語も息づきます。

 また縄文の血を色濃く残すこの地は美人の産地とされ、UFO目撃のメッカ鹿角、新郷村のキリストの墓、霊場恐山も加わって、ミステリー、ロマン、ファンタジー、メルヘン、ノスタルジーといった、伝説や民話の似合う、消してはいけない日本に残された一大「UNKNOWN WORLD」と言えるでしょう。

このように神秘に満ち、渡来文化圏からもっとも意識距離の遠い、「奥」と名付けれらた「陸奥(みちのく)」の大地を、新たに「未知の国(みちのく)」とくくりました。

 

縄文街道の位置 縄文街道の生命の遺産 縄文街道の生命の営み
縄文街道の位置 縄文街道の生命の遺産 縄文街道の生命の営み

 

縄文街道テーマカラー

縄文街道カラー未知の国(みちのく)三県の文化を育んだアースカラーや縄文文化の中から抽出した基調色を「縄文街道三色」として、また縄文街道沿線に共通する縄文文化を代表する「漆(japan)」の朱赤の晴(ハレ)の色を象徴色として選定しすべての作品に反映した。