笑い話3。「やはり野におけ蓮華草」の巻

 事務所の中から異臭がする。匂いの元をたどると何とパートナーが花器に活けた庭の“マーガレット”だった。野の花はやはり手折って独り占めしてはいけない、そんな抵抗がこの臭なのだろうか?そこで思い出したのがタイトルの句である。さっそくググってみると、300年ほど前、今の兵庫県加古川市に住んでいた滝野瓢水なる俳人が詠んだ句で、正式には「手に取るな やはり野におけ蓮華草」とある。自分の放蕩体験から、遊女を知人が身請けしようとした際いさめに詠んだ句だとか。「真実の愛」に溺れよう♪♪などと書いたばかりだが、野の花はやはり野に置いて眺めるのが一番。とすると本物の愛を手にするにはお金で買わないといけない・・・??? 

盛りの過ぎたマーガレット

園芸店で見つけた盛りの過ぎた本物のマーガレット

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