歴史遺産甦生 〜縄文街道遺産甦生と地域づくり〜

調査

発掘後50年放置された釜石環状列石埋蔵地

三内丸山遺跡の発掘によって縄文時代が日本の基層文化として見直され、青森県を中心に世界遺産化の動きも出ています。北東北の縄文遺跡の特徴は環状列石が数多く存在しそのほとんどが縄文街道沿いに分布しています。まだ謎の部分が多くそのロマンは尽きません。岩手山麓にも釜石環状列石(八幡平市)と湯舟沢環状列石(滝沢村)がありますが、残念ながらほとんど認知されておらず、特に釜石環状列石は約50年前に調査されたままで、資料も発掘にかかわった人も消えかかっています。位置的にも重要で、将来観光的にもまたまちの文化財としてもこの存在は重要となり、緊急の学術調査と保全処置が必要となるでしょう。

再価値

この岩手山麓の二つの遺跡を啓発のため、大学、滝沢村及び八幡平市教育委員会、地元企業の協力を得て、見て触れて楽しむ総合的に見直す講演会と現地視察会を行った。

熊谷教授の講演 現地説明 レプリカでの説明

最価値

今後の活動構想

野尻湖方式による本格学術再調査

国指定史跡申請とガイド養成

周辺公園と一体的に史跡公園整備

他の街道沿い環状列石と連携した史跡公園として整備