『何をしたら・・・』
巨大地震が発生し早13日となる。地震や津波だけでなく恐れていた原発の損壊。そして大きな余震も続く。東北の人々を絶望的な気持ちにさせるこの信じられない事態に未来への不安で足がすくむ。
そんな中一るの希望をつないでいるのが若者たちだ。ツイッターを見ていると若い人たちがさまざまな場で活躍している。首都圏に住む娘たちもボランティア支援活動をし励まされた。順調だった会の活動はすべて一時中断となったが、幸い当地から青森までの縄文街道沿いに直接被害は無かった。満身創痍だが街道起点に立つサイカチの巨樹も無事だ。
「サイカチ物語」に描かれているように、かつて古の人々が『災勝』として崇めていた木を現代人は産業廃棄物で埋もれさせていた。この自然の象徴を「御神木」として甦生することで岩手山の噴火が止まった(と信じている)。改めてこの大災害の根本にある地球環境保全のための「再価値・最価値(さいかち・さいかち)」活動の重要性を再確認している。もし落ち着いたらあきらめずにまた活動を再開させたい。
いつも人間の都合で虫が良いかもしれぬが、是非将来の復興への希望が断ち切られないようこの国難も救ってくれるよう祈るばかりだ。