今年はサイカチの実をまだ一つしか見つけていません。不作の年のようです。
サイカチの実は昔石鹸の代用として使われていました。サイカチの洗浄成分の主体はサポニンです。人間が作った石油系の合成洗剤は川を汚し人体に有害なのにくらべ、サポニンはそのまま自然に返る、これがサイカチを環境活動のシンボルにしている大きな理由です。実のさやをこちらの言葉で“うるかし”その上澄みを使うのです。結構よくおちます。また漆器の洗剤として現在でも使われています。そのやさしさがアトピーの人にも良いようです。
この木はカブトムシも好んで来るはずなのですが、大瀬の夫婦サイカチは年取りすぎて樹液が出ないのか見たことがありません(~_~;)