環境に優しい洗剤として

 今年はサイカチの実をまだ一つしか見つけていません。不作の年のようです。
 サイカチの実は昔石鹸の代用として使われていました。サイカチの洗浄成分の主体はサポニンです。人間が作った石油系の合成洗剤は川を汚し人体に有害なのにくらべ、サポニンはそのまま自然に返る、これがサイカチを環境活動のシンボルにしている大きな理由です。実のさやをこちらの言葉で“うるかし”その上澄みを使うのです。結構よくおちます。また漆器の洗剤として現在でも使われています。そのやさしさがアトピーの人にも良いようです。
 この木はカブトムシも好んで来るはずなのですが、大瀬の夫婦サイカチは年取りすぎて樹液が出ないのか見たことがありません(~_~;)

今年唯一のサイカチの実

今年唯一のサイカチの実

コメント / トラックバック 2 件

  1. 松本正三 より:

    初めまして、私は植松黎さんの自然は緑の薬箱と言う本に出会いサイカチにも合う事ができました。サイカチで環境、町や人造りが出来る事の素晴らしさをしりました。私の町でもサイカチの木を探したいと思います。たとえばさし木などは出来るのでしょうか。手にとって泡立ててみたいです。只今薬草ガーデンの勉強をしています。

  2. 岩手山麓のオッホ より:

    パソコンが壊れ修復中で返信が遅くなりました。申し訳ありませんm(_ _)m。古いパソコンで仮復旧しばらくぶりにつながりました。さて、ご質問の件ですが、以前は種から苗木を育てて配っていました。挿し木の実績はないので正確なお答えができません。今実が落ちている時期なので、大きな木を探し種を入手され、苗から育てられることが確実かと思います。とげが鋭く大きくなる木なので広い場所に植えられることをお勧めします。

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