‘日常活動・日常風景’ カテゴリーのアーカイブ

蔵元の母屋で酒と器の展示会!

2010 年 3 月 3 日 水曜日

 設立当初から支援を頂いている近所の蔵元「わしの尾」で、しばらく使われていなかった古い母屋を活かした初の展示会が催された。蔵元の若い跡取りが中心となり、岩手山麓を中心とした七つの漆器や陶器の工房とのコラボ展である。地元紙に大きく告知記事が載るとともにテレビも全社来るなどして予想外の盛会となり、久々に帳場だった母屋に賑わいが戻った。当然だが関善と同じ雰囲気である。「酒と肴の器 百選 百様」というコンセプトはわれわれの企画とも重なりまさにタイムリー、里の駅の連絡会議をこの日に合わせたが正解であった。

250年の造り酒屋の建物が甦る

250年の造り酒屋の建物が久々に甦る

チカジたちの木像ができた!

2010 年 3 月 2 日 火曜日

 ジョウモン人HYさんからチカチン完成の電話!さっそく製作場に駆けつける。11月7日付でお伝えしたチカジにつづき、チカチンができていた。ウワー迫力!「表情を重視した」というだけあってかなりリアル・・。サイカチの精霊としていのちを感じる怖いくらいの出来栄えだ。試作(9月15付)から約半年、渾身の労作がほぼ完成した。後はチカジの荷物とプレートを作り4月頃デビューの予定である。さーどんな反応があるのだろう。  

ほぼ完成したチカジとチカチンの木像

ほぼ完成したチカジとチカチンの木像(一木造り)

名物料理はオツホの囲炉裏から!

2010 年 1 月 23 日 土曜日

  縄文街道でも秋田区間にはきりたんぽや比内鶏といったメジャーな名物料理がある。ところが八幡平は年間100万単位の観光客が訪れる岩手県屈指の観光地なのにこれといった名物料理がない。せっかく中央からお客さんが来ても接待に困る。そこで当初は盛岡に連れて行った。しかし今は地域で頑張っている素材を活かし独自の接待料理を創作した。口の肥えた娘の友達のお嬢様方にも好評で定番となった。それは山向こうの安比地区にあるこだわりの豆腐屋の商品と地酒、そしてわが囲炉裏を組み合わせた健康料理である。今年度は地域を巻き込んだ本格的認定名物料理をまとめる予定である。 

炭の力が本物の素材から最高の味を引き出す!

炭の力が本物の素材から最高の味を引き出す!

「漫画百花繚乱」図録届く!

2010 年 1 月 17 日 日曜日

 萬鉄五郎美術館(石神の丘美術館)から分厚い立派な冊子が届いた。昨年法人ニュースやブログで何度かお伝えしてきた企画展「漫画百花繚乱-いわての漫画家50の表現-展」の出展作品を収録した図録である。イベントをやりっぱなしで何も残らない事業が多い中で、企画から最後まで丁寧にこの事業をまとめた学芸員の方々の尽力に頭が下がる。これから岩手が文化を世界に発信をする時、今回の事業とこの図録は大きな礎になることだろう。人口、NPOの数などだいたいが全国の1パーセントと平均的な岩手でプロの漫画家数がおおよそ2パーセントと比較的多いことも知った。また当法人理事の小田ひで次がマンガ・アニメ同人誌展示即売会「岩漫」の呼びかけ人だったこともこの図録の寄稿ではじめて知った。関係者の方々ほんとうにお疲れさまでした! 

360ページもある立派な図録

360ページもある立派な図録(限定200部、2,800円)

不思議なサイカチと菅江真澄つながり

2009 年 12 月 2 日 水曜日
 久しぶりに一関市のさいかちの会の代表の女性、K.A.さんを訪ねた。サイカチの感謝祭をはじめたNPO創立以前からのお付き合いだが、その後は熱心に菅江真澄の研究をされ、NHKのクローズアップいわて「菅江真澄が出会った“岩手”」に出演されたり、一昨年開催された「第20回全国菅江真澄研究集会岩手大会」の実行委員会代表を務めたりされている。岩手山の絵の再発見でまた新たなつながりができた。菅江真澄とサイカチは何の関係もないのに不思議な縁である。来年はサイカチと菅江真澄でコラボを考えている。
さいかちの会が作った資料

さいかちの会が作った資料(研究集会の表紙に舟橋の絵!)

「小田ひで次 漫画展」成功裏に終了

2009 年 11 月 11 日 水曜日

 法人ニュース(10月10日付)でお知らせしたいわて漫画展実行委員会とのコラボ展、「小田ひで次 漫画展-チカジとチカチン縄文街道をゆく」が無事終わりました。これで5月から始まった漫画展実行委員会との関連事業すべてが終了しました。心配した来場者数も漫画家展、図書館での精霊を描くイベントと新聞に連続的に取り上げられたこともあり、入場者数は尻上がりに増えホッとしています。今回の大きな収穫は小田ひで次の学校関係者、澤口酒店の利用者などを中心にようやく地元に浸透したことでした。もちろんチカジたちの知名度向上も手ごたえありです♪

漫画展実行委員会スタッフとオッホ

漫画展実行委員会スタッフとオッホ

祝!11個目のキャラクターグッズ誕生♪

2009 年 11 月 9 日 月曜日

 いま世の中はキャラクターグッズが花盛り。競争も激しく投資も大変だからふつうは漫画がブレイクし、アニメ化されたりしてはじめてグッズ化される。そんな中、チカジの新商品が11月からさらに加わり三県で縄文街道をアピールする。これで“わが社”企画のPRキャラクターグッズ数は二桁台。7日のチカジ彫刻といい、まったく逆の発想、逆の展開で世の中に具体的に出現し続けている。アニメ化の話も映画会社から持ち上がっている。「いつか!」、そんな夢を追いかけ続けてきた結果なのだが、それにしてもチカジ力(りょく)すご~い!

新しいグッズ、食べられません!ストラップです。

新しいグッズ、食べられません!ストラップです。

こどもたちと精霊を描くワークショップ開催

2009 年 11 月 8 日 日曜日

 今日、市の図書館で「小田ひで次さんと精霊キャラクターを描こう―八幡平市の風景の生命を見つけてみよう」という子供たちと精霊を描くワークショップをいわて漫画展実行委員会主催で開催しました。この企画はたくさんの精霊を誕生させた7年前の企画(「地域づくり活動」「教育まちづくり」をクリック)の簡易版で、10日まで澤口酒店(岩手里の駅)で開催している漫画展との平行イベントです。インフルエンザで子供たちが参加してくれるか心配でしたが定員以上の参加があり久々のにぎやかで楽しいひと時となりました。

チカジとチカチンを描く小田ひで次

チカジとチカチンを描く小田ひで次

等身大のチカジ像が完成!

2009 年 11 月 7 日 土曜日

 9月15日付けでお伝えしたジョウモン人HYさんの彫っていたチカジの木造、先日ひとまず完成し乾燥させながら小田ひで次が帰省するのを待っていた。明日開催するワークショップのため戻った小田にさっそく見てもらった。台座をいれ高さ1メートル50近い杉の一木彫りでかなりの迫力、多少微妙な感じもあるがはじめてにしては写真のようにかなり完成度が高い。OKも出たのでこれからチカチンの製作に入る予定だ。今年はキャラクターグッズができたしこの大きな立体もできて楽しくなってきた。 

チカジ像

HYさん渾身の作、迫力のチカジ像

サイカチのしめ縄が新しくなった!

2009 年 10 月 6 日 火曜日

 10月の第一土曜日、10年来続いている毎年恒例の夫婦サイカチのしめ縄の取り換えが地元の人たちの手によって行われた。新しいしめ縄とへいそくはやはり気持ちと雰囲気を新鮮で厳かなものに変える。サイカチ物語に描かれているように、最初に産業廃棄物を処分した時、再度ゴミが捨てられないようにと考えた工夫がしめ縄であった。いま周辺の産業廃棄物もすべてなくなり、10年前に目指した風景がほぼ完成した。モニターツアーが成立すれば、11月1日、正式にお客さんを迎えることとなる。「大瀬渡り舟橋跡」という歴史場としてもデビューだ!

チカジとチカチンのサイカチに架け渡された新しいしめ縄

チカジとチカチンのサイカチに架け渡されたしめ縄