今朝は快晴、初霜が降りていた。今年は紅葉の期間が明らかに長い。例年だと霜がもっと早く降り、木枯らしも吹くので早々に紅葉も散って殺風景になっている。そんな風景に追い立てられて冬仕度の準備にせわしない頃だ。しかし、こんな当たり前の日本の秋を演出してきた落ち葉はいま放射能の元凶扱いとなっている。生命を脅かされるばかりか、自然の恵みや四季の楽しみを奪われた福島の人々を想うと何とも切ない。
オッホが著作で書いた「風景」と「景観」の定義は、風景には「生命」が宿っていること。「景観」は残っても「風景」に宿る生命を原発によって奪われた福島の風景は「殺風景」ということになってしまう・・・・