‘大震災・「災勝ち(さいかち)」の祈り’ カテゴリーのアーカイブ
『災勝・災勝(さいかち・さいかち)』を祈る!今日のサイカチ9日目。
2011 年 4 月 3 日 日曜日『災勝・災勝(さいかち・さいかち)』を祈る!今日のサイカチ8日目。
2011 年 4 月 2 日 土曜日『“神の火”に手をつけた・・』
毎日震災報道一色の新聞(岩手日報)記事の中で、昨日載った秋田生まれの脚本家・内館牧子さんの応援メッセージ、「再び豊かな地へ」を願い「東北に力を貸して」という見出しの小さなコラムに魅かれた。彼女は立花正秋の「風景と慰藉(いしゃ)」の一節を引用し、「東北の地は、そのものが神なのだ」つまり「『神の地』だ」と述べている。
「天災」とは言え自然災害は予測されていた。2000年前日本列島の西から始まった渡来文化は最後まで残されていたこの「神の地」、北の豊かな縄文の大地にまで原子力発電所を置く事を必要とした。そんな日本人の生活のあり様がこの大災害を引き起こしたと言えよう。日本は「日の本(ひのもと)」、神の国と言われながら、その太陽と同じ人間が手にしてはいけない「神の火」の爆弾と発電所で二度も災いに遭うとは何とも皮肉だ。
「東北が再び緑と水の豊かな、神のいらぬ地に戻るために、どうかどうかどうか、一人一人の力をお貸し下さい」と内館さんのメッセージは結ばれていた。是非元に戻って欲しいとこころから思う。
『災勝・災勝(さいかち・さいかち)』を祈る!今日のサイカチ7日目。
2011 年 4 月 1 日 金曜日『活火山が活発化!』
今日から4月。早くも大震災から22日目、願掛けも1週間となった。しかし津波被災地も原発もその深刻さは増すばかり。復興も気の遠くなるほど長期化することは明らかだ。その狭間で格闘している個々の人々の心が折れないようとにかく『災勝・災勝』を祈るしかない。震災後13の活火山が活発化していると言われているが、さいわい岩手山周辺は今のところその兆候は無いとされている。サイカチが押さえてくれていると信じたい。
『災勝・災勝(さいかち・さいかち)』を祈る!今日のサイカチ6日目。
2011 年 3 月 31 日 木曜日『災勝・災勝(さいかち・さいかち)』を祈る!今日のサイカチ5日目。
2011 年 3 月 30 日 水曜日今日はサイカチ脇の松川ではじめて釣り人が糸を垂れていた。鳥も春の鳴き声。吹く南風がこのまま恵みの風になることを祈る。
『災勝・災勝(さいかち・さいかち)』を祈る!今日のサイカチ4日目。
2011 年 3 月 29 日 火曜日『災勝・災勝(さいかち・さいかち)』を祈る!今日のサイカチ3日目。
2011 年 3 月 28 日 月曜日『贅沢ボケの日本人』
計画停電でどう乗り切るか揺れている日本。昨夜TVで英国から帰ってきたばかりのヴァイオリン奏者葉加瀬太郎が言っていた。「ロンドンの明るさは節電状態の東京と同じだ」と。コンビニをはじめ余りにも日本は贅沢に電気を使ってきた。何とかこの大災害を乗り切れたら分かりやすい手本になるはず。3月24日の読売新聞によると「東京電力管内で3 年間で増大したオール電化住宅の消費電力は原発2 基分に相当する」そうです。なのに東京電力以外の全国6社の電力会社のHPには未だ「オール電化」の内容が・・・
『災勝・災勝(さいかち・さいかち)』を祈る!今日のサイカチ2日目。
2011 年 3 月 27 日 日曜日『若い力』
昨日も雪が舞い厳しい寒さが続いている。そんな中、選抜高校野球が始まった。若い人の姿は勝敗よりも萎えた今の日本人の心に一時の安らぎと勇気を与えてくれる。栃木に住む娘夫婦たちも友達や職場に呼びかけ、10トントラック2台分の支援物資(手づくりパン、毛布、衣類、お米200kg、ナプキン、おむつ、靴下、トイレットペーパーやタオル、ホッカイロなど)を集め宮城県の石巻に届けた。今日は自転車を届けに行くそうだ。こんな若い人たちの純粋な活動は、被災地の人だけでなく気持ちはあっても躊躇している周りの人々に支援の一歩を踏み出す勇気を与えるに違いない。願掛け2日目、今日も古の人々と同じように「災勝」を信じ、サイカチを通じ縄文の大地の神々に「災勝」を願うばかりだ。
『災勝・災勝(さいかち・さいかち)』を祈る!合言葉にいかがだろう。
2011 年 3 月 26 日 土曜日『サイカチへのお百度参りから』
どこから手をつければ良いか分からない500キロに及ぶ広大な津波被災地。加えて悪化する目に見えない原発の放射能汚染問題は食糧供給基地である東北の人々の不安を倍加させている。この大災害に長期的に立ち向かわなければならない復興しようとする人々の心が折れてしまってはそれこそ大変だ。人の心は昔も今もそんなに強くない。「頑張ろう!」「頑張れ!」は短期的には良いが、先の見えない長期的不安にはこの言葉だけでは持つかどうかとても心配だ。
機械力も何もない280年前、岩手山の大規模な噴火に際し、麓に住むこの土地の人々は真冬の寒さ厳しい年明けに「裸参り」をして山の神々に鎮護を祈った。そして毎日のさまざまな災いには身近なサイカチの樹に「災勝ち」を祈った。
科学的ではないと一笑に付されるかもしれないが13年前、唯一まち中に残り産業廃棄物に埋もれ忘れ去られていた「サイカチ」の巨樹を見つけゴミを片付け、平成9年12月26日に地元有志と御神木として甦生させたところ奇跡が起きた。噴火すると言われていた岩手山の震源は29日には西に移動(国土交通省イーハトーブ火山局HP)、その後ピタリと止んだ。
後に古老から農業神である岩手山の神が、春に松川(北上川)沿いに下る際、立ち寄った寄木だと聞いた(岩手山、岩木山のイワはアイヌ語で神集う場の意)。
過酷な情況から復興を地道に成し遂げていくのは「人」。そしてその人々の「心」を支える言葉の力はとても大事だ。大きな災いに遭遇し克服した先人の知恵を借り、まずは心が折れないよう「災勝ち」を願い、そして「災勝ち」を心に誓う『災勝・災勝(さいかち・さいかち)』を励ましの合言葉に加えたらいかがだろう。そうすれば「頑張れ」とだけ言われるよりも気持ちが楽になり落ち着くと思う。
今回の未曾有の災いに対し、古の人々と同じように「災勝ち」を素直に信じ、また縄文の大地の神々に「災勝ち」を願いながら、サイカチとの仲立ちとしてひとまず願掛け100日間、「今日のサイカチ」を日本のみなさまにお届けしたいと思います。
東日本巨大地震。サイカチとともに「災勝(さいかち)」を祈る!
2011 年 3 月 23 日 水曜日『何をしたら・・・』
巨大地震が発生し早13日となる。地震や津波だけでなく恐れていた原発の損壊。そして大きな余震も続く。東北の人々を絶望的な気持ちにさせるこの信じられない事態に未来への不安で足がすくむ。
そんな中一るの希望をつないでいるのが若者たちだ。ツイッターを見ていると若い人たちがさまざまな場で活躍している。首都圏に住む娘たちもボランティア支援活動をし励まされた。順調だった会の活動はすべて一時中断となったが、幸い当地から青森までの縄文街道沿いに直接被害は無かった。満身創痍だが街道起点に立つサイカチの巨樹も無事だ。
「サイカチ物語」に描かれているように、かつて古の人々が『災勝』として崇めていた木を現代人は産業廃棄物で埋もれさせていた。この自然の象徴を「御神木」として甦生することで岩手山の噴火が止まった(と信じている)。改めてこの大災害の根本にある地球環境保全のための「再価値・最価値(さいかち・さいかち)」活動の重要性を再確認している。もし落ち着いたらあきらめずにまた活動を再開させたい。
いつも人間の都合で虫が良いかもしれぬが、是非将来の復興への希望が断ち切られないようこの国難も救ってくれるよう祈るばかりだ。