「サパウンペ」とはアイヌの男性が神への儀式などで被る幣冠のことである。昨日、旧松尾村在住のアイヌ語研究家から譲り受けた。先生は3年前、ライフワークである北東北のアイヌ語地名を「アイヌ語地名解」という本にまとめた。縄文街道の起終点にそびえる霊峰「イワテ」山と「イワキ」山、なぜ「イワ」と共通なのか長年疑問だったが、アイヌ語で「神・住み賜う・所」の意とする先生の説で氷解、お付き合いが始まった。高齢となり本も上梓したので、雪深い松尾から盛岡の家に引越す最後の日にたまたまお邪魔、アイヌの人から譲り受けた神聖な被り物を縄文へのこころとともに二周り若いオッホが引き継ぐことになった。サパウンペパワーで1カ月近く続いたスランプから復帰できるか・・?