『“災勝ち・災克ち”を祈る!』-「災い」を改めて考える。(7)

『“復旧”から“復興”へ』
 3月11日の震災から4ヶ月半、昨日(7月26日)被災地としては最初に岩手県から自衛隊が完全撤退した。「復旧」から「復興」への大きな区切りである。雪の舞い散る一面瓦礫だらけのあの絶望的な風景から始まった復旧活動、過酷な環境の中で自衛隊は多岐にわたり献身的な活動を行ってきた。おかげで被災地の人々は復興への気持ちを持てるまでになった。
 しかし復興活動は緒に就いたばかりである。岩手県の死者行方不明者は合わせて約7500人、行方不明者はまだ約2900人も残る。そして住んでいた土地は地盤沈下し、復興計画はまだ描けていないのでほとんど更地のままだ。人口も流出し生活再建はすべてこれから。復興は何年、いや何十年かかるか分からない。「災勝ち・災克ち」の祈りはこれからもずっと続く・・・

【生命の継続。サイカチの“花から実へ”を観察】前回から更に1週間、また大きくなった!


久々の松川。こんなに水量が少なくなり細い川に!

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