『災勝・災勝(さいかち・さいかち)』を祈る!今日のサイカチ13日目。

『無常』
 瀬戸内寂聴さんも今回の震災のメッセージで使っていた仏教用語の「無常」という言葉(「無情」ではありません)、最も有名な文はもちろん『平家物語』冒頭である。
 祗園精舎の鐘の声、
 諸行無常の響きあり。
 娑羅双樹(しゃらそうじゅ)の花の色、
 盛者必衰の理(ことわり)をあらは(わ)す。
 おごれる人も久しからず、
 唯春の夜の夢のごとし。
 たけき者も遂にはほろびぬ、
 偏(ひとえ)に風の前の塵に同じ。
「諸行無常」とは「仏教の根本思想で、万物は常に流転して少しの間も常住しないということ(広辞苑)」とある。日本人が絶望の淵にありこころが折れそうな時、一筋の希望を思い描くための慰めの言葉としても用いられてきた。寂聴さんも戒めではなく「良いことばかりが続くことはなく、同じように悪い状態が永久に続くこともない」「必ずそれは終わります。あるとき気付けば、暗い運命にも光は射し始める」と語っていた。

願掛け13日目―『災に勝つ事を願い、災に勝つ事を信じて!』曇り。岩手山はくっきりと!

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