毎年庭にかってにバッケが生えるようになった。ささやかな恵みだが、ちょうど今食べごろに。早春の恵み特有の苦みがあり、そんなに美味しいものではない。てんぷらにして食べるのが定番である。スーパーに行けば世界中から美味しい食べ物が手に入る。しかし寒いからこそそのぬくもりが心までしみる薪ストーブのように、雪国に住む人しか分からない風景とともに味わう豊かさの一つだ。その鮮やかなイエローグリーン、比べてみたらオッホの車の色と同じだった。先日も「きれいな色ですね♪」と褒められたが、今度は「バッケ色」なのだと言おう。