新年と言えば「富士山」!事務所や前の大瀬渡り舟橋跡からも目の前に“富士山”が見える。岩手山も南部富士と呼ばれるのだが、別名南部方富士とも言われるように盛岡から眺めると西側に尾根が伸び、真に富士山型に見えるのは東の方角からだけである。東京から富士山を50年間眺めたが、ここから見る岩手山もまったく同じ西南西の方角に見え、朝日や夕日の見え方も偶然一緒である。縄文街道の起終点にそびえる岩手山と岩木山の「イワ」はアイヌ語で「神住む」山の意とされる。この農業神は春、川沿いに田畑に下る時、寄代として休むのがシンボルの大瀬のサイカチと言い伝えられる。今年は法人創設10周年、節目の年、この山に向かって改めて一年の願いをかけた。